いっそ、嫌いになれたら。

　言葉にならないよ

　君を前にしちゃもう

　こみ上げては通り過ぎる

　色褪せないままで

　もうどれくらいだろう

　変わらないままの距離

　想いがさとられないよう

　友達のフリしてさ

　そっとこぼれるように恋に落ちて

　知らないページが覗いた

　嫌われない化けの皮で

　そばにいたよ

　君の笑顔の中に居る

　誰かに僕がなりたいや

　いっそ脇役でかまわないから

　君の世界の中へ

　ねぇ　僕に足りないもの全部

　君が持ってたもんだから

　いっそ嫌いになれたら、だなんて

　過ぎるほど

　君で日々が埋まる

　もしかしたらって思う

　付かず離れずの距離

　一瞬の　？？？時が止まる

　冗談でも「好き」と言えば

　何か変わるのかな

　ちょっと君が僕を見つめるたび

　いつも通りはできなくなる

　用意したことも言えないままで

　今日が終わる　

　きみの涙のそばにいる

　誰かに僕がなりたいや

　そっと持て余した手をつなげる

　寂しくならない距離で

　ねぇ　僕が君のことを守る

　だなんてちょっと烏滸がましいか

　でもね　握りしめてくたびれても

　消えない　冷めない　解けない

　想いが溢れてゆく

　きみの笑顔の中に居る

　誰かに僕がなりたいや

　今は脇役でかまわないから

　いつかその真ん中へ

　ねぇ　僕に足りないもの全部

　君が持っていたもんだから

　いっそ、嫌いになれたら、だなんて

　馬鹿なことも過ぎるほど

　忙しく日々は君で染まる